【はじめに】「なぜ、あの人といると疲れるのか?」
気がつけば、いつもその人と関わったあとに深いため息が出る。
言葉では説明できないのに、身体が緊張し、笑顔が引きつる――。
モラハラやパワハラという言葉が広がる前から、
私たちは“氣”で人を感じていました。
ある人と一緒にいると、ふっと心が軽くなり、自然と笑えてくる。
逆に、別の人といると、全身がこわばり、呼吸が浅くなる。
これは偶然でも気のせいでもありません。
「氣の流れ」「波動の共鳴」が、そこにははっきりと存在しているのです。
特に繊細な魂や、深い精神性を持つ人ほど、この影響を強く受けます。
表面的には何気ない会話や関係性のように見えても、
“氣が合う”か、“氣が合わない”かは、魂レベルの振動でわかってしまう。
そして、これを無視して無理に人に合わせ続けると、
魂がすり減り、心身のエネルギーが枯渇していくのです。
5年前ほどの和多志はまさに‥そのような環境の中で囲まれていましたのです。
【氣と周波数】エネルギーの相性とは?
すべてのものは“振動”しています。
私たちの身体も、思考も、感情も、そして魂も――。
この振動がつくり出すリズムや響きを、
古代から人は「氣」「波動」「オーラ」などと呼んできました。
そして、
人と人が出逢うときも、魂の周波数同士が共鳴しているのです。
たとえば、ピアノの鍵盤を一つ押すと、
その音に共鳴する弦が、触れてもいないのに震えます。
それと同じように、
自分の“波長”に近い人と出逢うと、自然と呼吸が整い、会話がはずみます。
まるで昔から知っていたような、懐かしさや安心感を感じるのです。
逆に、波動が極端にズレている相手といると、
違和感、緊張、疲労、自己否定感などが湧いてきます。
それはあなたが悪いのではなく、ただ“周波数が違う”だけ。
けれど私たちは、常識や人間関係の義務感から、
「合わない周波数」に自分を合わせようとしてしまう。
その結果、自分の氣が乱れ、魂が苦しくなる。
これが、現代の多くのストレスの正体でもあるのです。
【武術の視点】「氣を読む」とはどういうことか?
氣は、見えません。
けれど、“感じる”ことは誰にでもできる。
そしてその感覚は、
武術や武学の世界では当たり前のように鍛えられてきました。
形意拳、太極拳、合気道、剣術……。
どの流派にも共通するのは、目に見える「型」の奥に宿る、
氣(内なる意識)と、場(空間の氣)の動き。
たとえば、相手がどの方向に氣を出しているのか。
どこに意識を置いているのか。
触れずとも“氣の流れ”を感じ取る力――これが「氣を読む力」です。
和多志も、武術の修練を通して
格闘ではなく“氣の原理”を感じ取ってきた。
静かに立ち、呼吸を整え、内なる中心軸と天地の氣を結ぶ。
それが**「立禅」**という姿勢であり、
動きの中の静寂を掴むための修練です。
この状態では、
他人の言葉や表情に惑わされず、
その奥にある「氣の質」「本音」「波動のズレ」が自然と見えてきます。
だからこそ、
氣の合う人・合わない人を“先に感じる”ことができる。
これこそが、
武術から受け取った魂の羅針盤であり、
周波数時代を生き抜くための直感センサーなのです。
【次回予告】
私たちが本来持っている「氣を読む力」は、特別な能力ではありません。
武術や立禅で磨かれる感覚は、誰の中にも眠っている“魂の感受性”です。
次回はこの氣の感受性を、
人間関係・職場・恋愛など、日常のシーンで活かす方法にフォーカスしていきます。
✔️ 波動の合う人とどう出逢うのか?
✔️ エネルギーを奪う人との境界線の引き方
✔️ “魂が緩む”関係性の見分け方とは?
氣・波動・魂の視点から、人間関係の苦しみを癒し、
あなた本来の在り方へと戻っていくヒントをお届けします。
次回も、どうぞお楽しみに。