2. 投機とは:限られたパイを奪い合う「ゼロサムゲーム」の仕組み
まずは**「投機(とうき)」**について解説します。文字通り「機会(チャンス)に投じる」と書くこの行為は、短期的な価格の動きを予想して利益を狙うものです。
この世界を語る上で欠かせないキーワードが、**「ゼロサムゲーム」**です。
「誰かのプラス」は「誰かのマイナス」
ゼロサム(Zero-Sum)とは、合計(サム)がゼロになるという意味です。 これを市場に当てはめると、**「参加者全員の利益と損失を合計すると、プラスマイナスゼロになる」**という状態を指します。
イメージしやすいように、4人で1つのホールケーキを分ける場面を想像してみてください。
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ケーキ全体の大きさ(市場のお金の総量)は変わりません。
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あなたが「大きな一切れ(利益)」を手に入れたとしたら、それは**必ず他の誰かの取り分が減った(損失)**ことを意味します。
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逆に、あなたが損をしたときは、世界のどこかで誰かがほくそ笑んでいるのです。
なぜ初心者は「投機」で負けやすいのか?
投機は、いわば「椅子取りゲーム」や「ポーカー」に近い性質を持っています。
参加者の中には、最新のAIを駆使するプロの投資家や、膨大な資金を持つ銀行なども含まれます。初心者がこうしたプロと同じ土俵に立ち、限られたパイを奪い合うのは、丸腰で戦場に行くようなものです。
【代表的な投機の例】
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FX(外国為替証拠金取引): 通貨同士の交換なので、一方が上がればもう一方は下がります。
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短期的なデイトレード: 1日のうちの小さな値動きでお金を奪い合います。
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仮想通貨の短期売買: 本質的な価値よりも「次に高く買ってくれる人」を探す側面が強くなることがあります。
ポイント: 投機は「お金が移動しているだけ」のゲーム。勝つためには、他人よりも早く、正確に動く高度な技術と、常に画面に張り付く時間が必要になります。、他人よりも早く、正確に動く高度な技術と、常に画面に張り付く時間が必要になります。

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